「佐野さん、あの……」
椿を見送ってリビングに戻ると、日和は日向にも封筒を差し出した。
「佐野さんにもこちらを。遅くなってすみませんでした」
「え?これってお金?俺は何も買ってない」
「いえ、ここに住まわせていただきましたから。それに食事も」
「それなら俺だってお前に食事を作ってもらった。掃除や洗濯も。だからお互い様だ」
「ですが、火事の日も迎えに来ていただいたし、スマホだって……」
「気持ちだけで充分だ。金なんていらない」
そう言って背を向け、キッチンに行く。
コーヒーを淹れながらふと目を向けると、日和はしょんぼりとうつむいていた。
日向はいたたまれなくなって、声をかける。
「宇野」
「はい」
「お金を受け取る代わりにリクエストしてもいいか?」
「え?はい。なんでしょう」
「今度、俺の好きな料理を作ってくれ。あの名前のない辛いやつ。それと、フラワーアレンジメントも。また部屋に飾りたい」
日和は、え?と呟いてから、パッと笑顔になった。
「分かりました!早速明日作りますね」
「ああ、楽しみにしてる」
「はい!」
嬉しそうな日和に、日向もふっと笑みをこぼした。
椿を見送ってリビングに戻ると、日和は日向にも封筒を差し出した。
「佐野さんにもこちらを。遅くなってすみませんでした」
「え?これってお金?俺は何も買ってない」
「いえ、ここに住まわせていただきましたから。それに食事も」
「それなら俺だってお前に食事を作ってもらった。掃除や洗濯も。だからお互い様だ」
「ですが、火事の日も迎えに来ていただいたし、スマホだって……」
「気持ちだけで充分だ。金なんていらない」
そう言って背を向け、キッチンに行く。
コーヒーを淹れながらふと目を向けると、日和はしょんぼりとうつむいていた。
日向はいたたまれなくなって、声をかける。
「宇野」
「はい」
「お金を受け取る代わりにリクエストしてもいいか?」
「え?はい。なんでしょう」
「今度、俺の好きな料理を作ってくれ。あの名前のない辛いやつ。それと、フラワーアレンジメントも。また部屋に飾りたい」
日和は、え?と呟いてから、パッと笑顔になった。
「分かりました!早速明日作りますね」
「ああ、楽しみにしてる」
「はい!」
嬉しそうな日和に、日向もふっと笑みをこぼした。



