恋愛日和〜真逆の二人が惹かれ合うまで〜

「じゃあね!ひよちゃん。日向も、送ってくれてありがと」

ランチを食べたあと、車で先に椿のマンションに立ち寄る。

「椿さん、今日は本当にありがとうございました」
「ありがとな、椿」

お礼を言う日和と日向に手を振って、椿はマンションのエントランスに入って行った。

「さてと、帰ろうか。あ、晩飯どうする?」

ハンドルを握りながら声をかける日向に、日和は少し考え込む。

「あの、佐野さんさえよろしければ、何か作っても構いませんか?」
「え?料理をってこと?」
「はい。大したものは作れませんが」
「いや、ありがたい。じゃあスーパー寄って帰るか」
「はい、お願いします」

マンションの近くのスーパーに行くと、日和は食材を選びながら日向に聞く。

「佐野さん、何か食べたいものありますか?」
「うーん、そう言われると特にないな。あ、夏だから辛いものとか?明日も休みだし、ゆっくりビール飲みたい」
「ふふっ、分かりました」

日和は豆腐や白菜、豚肉や厚揚げ、キャベツや卵など、次々とカゴに入れていく。
すると日向が横から手を伸ばして、日和の手からスッとカゴを受け取った。

「あ、すみません。ありがとうございます」
「別に、これくらい」

日向は照れようにボソッと呟いた。