「どうぞ、入って」
「はい、失礼します」
日向の自宅マンションに来ると、日和はおずおずと部屋に上がる。
20畳のリビングは、シックでモノトーンな家具でまとめてあり、男のひとり暮らしとあってシンプルだった。
「ソファに座ってて。今、温かい飲み物入れるから」
「いえ、あの。お気遣いなく」
日和がそう言うが日向は気にせずキッチンに立ち、ココアを入れた。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
カップを手にゆっくりとココアを味わい、日和はようやく人心地ついたようだった。
「あの、佐野さん」
「ん?なに」
「この度は大変ご迷惑をおかけしました。こんな夜更けに連絡してしまい、本当に申し訳ありませんでした」
「いや、起きてたから平気。それに俺に連絡してくれて良かった」
「すみません、佐野さんしか思い浮かばず……」
「それで正解だ。これからのことは気にせず、とにかくゆっくり休め。今、寝室のエアコン入れてくるから」
日向は立ち上がって寝室に行くと、エアコンを入れてからベッドシーツを交換する。
一旦リビングに戻り、日和を寝室に案内した。
「どうぞ」
「ありがとうございます。あの、佐野さんは?」
「俺は別の部屋のベッドで寝るから」
本当はベッドはここにしかなくソファで寝るつもりだったが、そう言うと日和が遠慮しそうで嘘をつく。
「明かりは?少しだけ点けておこうか?」
「はい」
日和がベッドに横たわると、日向は照明を絞った。
「おやすみ。何かあったらいつでも声かけて」
「ありがとうございます。おやすみなさい」
日向は小さく頷いてから、寝室のドアを閉めた。
「はい、失礼します」
日向の自宅マンションに来ると、日和はおずおずと部屋に上がる。
20畳のリビングは、シックでモノトーンな家具でまとめてあり、男のひとり暮らしとあってシンプルだった。
「ソファに座ってて。今、温かい飲み物入れるから」
「いえ、あの。お気遣いなく」
日和がそう言うが日向は気にせずキッチンに立ち、ココアを入れた。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
カップを手にゆっくりとココアを味わい、日和はようやく人心地ついたようだった。
「あの、佐野さん」
「ん?なに」
「この度は大変ご迷惑をおかけしました。こんな夜更けに連絡してしまい、本当に申し訳ありませんでした」
「いや、起きてたから平気。それに俺に連絡してくれて良かった」
「すみません、佐野さんしか思い浮かばず……」
「それで正解だ。これからのことは気にせず、とにかくゆっくり休め。今、寝室のエアコン入れてくるから」
日向は立ち上がって寝室に行くと、エアコンを入れてからベッドシーツを交換する。
一旦リビングに戻り、日和を寝室に案内した。
「どうぞ」
「ありがとうございます。あの、佐野さんは?」
「俺は別の部屋のベッドで寝るから」
本当はベッドはここにしかなくソファで寝るつもりだったが、そう言うと日和が遠慮しそうで嘘をつく。
「明かりは?少しだけ点けておこうか?」
「はい」
日和がベッドに横たわると、日向は照明を絞った。
「おやすみ。何かあったらいつでも声かけて」
「ありがとうございます。おやすみなさい」
日向は小さく頷いてから、寝室のドアを閉めた。



