***
その日はお盆休みに入る前日だった。
新規クライアントのアパレルブランドを、日和は日向と慎一と一緒に訪ねる。
日向の流れるように無駄のない話し方と慎一の鮮やかなパソコンを使ったプレゼンに、先方は満足気に頷き、無事に契約締結となった。
日和たちは意気揚々とオフィスに戻り、部長に報告してから、椿も含めた4人で飲みに行った。
「おめでとう!日向、ひよちゃん」
椿に祝福されて嬉しくなり、日和はついついお酒を飲み過ぎてしまう。
これ以上はだめだな、と思ったところで、抜けさせてもらうことにした。
「気をつけて帰れよ」
タクシーを呼んで見送ってくれる日向に、日和はお礼を言って挨拶する。
「佐野さん、ありがとうございました。お盆休み明けもよろしくお願いします」
「ああ。5日間しかないけど、ゆっくり休んで」
「はい、佐野さんも」
お辞儀をしてからタクシーに乗り、無事に自宅アパートにたどり着いた。
「ひよー、お帰り」
部屋に入り、窓を開けて空気を入れ替えていると、隣の部屋の窓がカラカラと開いてゴンさんが顔を覗かせた。
「ゴンさん、こんばんは。今夜は早いのね」
「ああ。ひと足早く今日からお盆休みに入ったんだ。宅飲みしてるとこ」
「そうなんだ。私も今夜は飲んで来たの。明日から休みに入るから」
「そっか。ゆっくり休めよ。あ、戸締まり忘れるな」
「うん。おやすみやさい、ゴンさん」
窓を閉めるとエアコンを軽く入れる。
シャワーを浴びると一気に眠気が襲ってきて、日和はすぐに布団に入った。
その日はお盆休みに入る前日だった。
新規クライアントのアパレルブランドを、日和は日向と慎一と一緒に訪ねる。
日向の流れるように無駄のない話し方と慎一の鮮やかなパソコンを使ったプレゼンに、先方は満足気に頷き、無事に契約締結となった。
日和たちは意気揚々とオフィスに戻り、部長に報告してから、椿も含めた4人で飲みに行った。
「おめでとう!日向、ひよちゃん」
椿に祝福されて嬉しくなり、日和はついついお酒を飲み過ぎてしまう。
これ以上はだめだな、と思ったところで、抜けさせてもらうことにした。
「気をつけて帰れよ」
タクシーを呼んで見送ってくれる日向に、日和はお礼を言って挨拶する。
「佐野さん、ありがとうございました。お盆休み明けもよろしくお願いします」
「ああ。5日間しかないけど、ゆっくり休んで」
「はい、佐野さんも」
お辞儀をしてからタクシーに乗り、無事に自宅アパートにたどり着いた。
「ひよー、お帰り」
部屋に入り、窓を開けて空気を入れ替えていると、隣の部屋の窓がカラカラと開いてゴンさんが顔を覗かせた。
「ゴンさん、こんばんは。今夜は早いのね」
「ああ。ひと足早く今日からお盆休みに入ったんだ。宅飲みしてるとこ」
「そうなんだ。私も今夜は飲んで来たの。明日から休みに入るから」
「そっか。ゆっくり休めよ。あ、戸締まり忘れるな」
「うん。おやすみやさい、ゴンさん」
窓を閉めるとエアコンを軽く入れる。
シャワーを浴びると一気に眠気が襲ってきて、日和はすぐに布団に入った。



