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その祈りも虚しく担任の先生から中条先輩が病院で息を引き取ったと聞いたのは、放課後のことだった。
「非常に残念なお知らせになるけれど、ついさっき中条隼人くんが亡くなられました。中条くんは3年生だけど、仲良くしてもらっていた人もいると思います」
先生の悲痛な声がどんどん遠くに聞こえてくる。
まさか、そんな……。
中条先輩は必ず元気になって戻ってくると信じていたのに、希望がガラガラと崩れ落ちていき、意識が遠のいてしまいそうになる。
気がついけば帰りのホームルームは終わっていて、私達4人だけが教室に残っていた。
「いよいよヤバイかもな」
昇が真剣な表情で呟く。
「あのアプリのせいで死んだってこと?」
美穂が体を震わせて言う。
「ふたりともミス3回だったもん。もし関係あるとしたら、わたしたちも危ないかも」
知里は青ざめている。
【R‐アプリ】のせいで人が死ぬ?
その祈りも虚しく担任の先生から中条先輩が病院で息を引き取ったと聞いたのは、放課後のことだった。
「非常に残念なお知らせになるけれど、ついさっき中条隼人くんが亡くなられました。中条くんは3年生だけど、仲良くしてもらっていた人もいると思います」
先生の悲痛な声がどんどん遠くに聞こえてくる。
まさか、そんな……。
中条先輩は必ず元気になって戻ってくると信じていたのに、希望がガラガラと崩れ落ちていき、意識が遠のいてしまいそうになる。
気がついけば帰りのホームルームは終わっていて、私達4人だけが教室に残っていた。
「いよいよヤバイかもな」
昇が真剣な表情で呟く。
「あのアプリのせいで死んだってこと?」
美穂が体を震わせて言う。
「ふたりともミス3回だったもん。もし関係あるとしたら、わたしたちも危ないかも」
知里は青ざめている。
【R‐アプリ】のせいで人が死ぬ?



