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今日が土曜日で学校が休みだということに気がついたのは、いつものようにアラーム音で目を覚ました後だった。
ベッドから下りてスマホのアラームを止めて、ついでに日付を確認して思い出した。
今日はゆっくり寝ていていい日だったんだ。
「あ~あ、早く起きて損した」
そう呟いてスマホ片手にベッドに横になる。
仰向けになりながらパズルゲームを起動してプレイ開始すると、あっという間に時間が過ぎていってしまう。
「瞳、お母さん仕事に行ってくるからね」
一階からそんな声が聞こえてきて時計を確認すると、もう朝の9時半だ。
上半身を起こして「いってらっしゃい!」と返事をすると、玄関の開閉音が聞こえてくる。
さすがにそろそろ起きなきゃ。
朝ごはんだってまだだし。
そう思ってベッドから立ち上がったときだった。
手にしていたスマホが短く震えた。
画面を確認してみると【R‐アプリ】からの通知で思わず顔をしかめる。
「そっか。アプリには曜日なんて関係ないんだ」
わかっていたはずなのに、つい文句が口に出てしまう。
100ポイント貯めるためには休日でも、家族や友達とでかけているときでも関係なく指示に従わなきゃいけなくなってくる。
そう考えるとやっぱり一千万円なんて数字は現実的じゃなかった。
今日が土曜日で学校が休みだということに気がついたのは、いつものようにアラーム音で目を覚ました後だった。
ベッドから下りてスマホのアラームを止めて、ついでに日付を確認して思い出した。
今日はゆっくり寝ていていい日だったんだ。
「あ~あ、早く起きて損した」
そう呟いてスマホ片手にベッドに横になる。
仰向けになりながらパズルゲームを起動してプレイ開始すると、あっという間に時間が過ぎていってしまう。
「瞳、お母さん仕事に行ってくるからね」
一階からそんな声が聞こえてきて時計を確認すると、もう朝の9時半だ。
上半身を起こして「いってらっしゃい!」と返事をすると、玄関の開閉音が聞こえてくる。
さすがにそろそろ起きなきゃ。
朝ごはんだってまだだし。
そう思ってベッドから立ち上がったときだった。
手にしていたスマホが短く震えた。
画面を確認してみると【R‐アプリ】からの通知で思わず顔をしかめる。
「そっか。アプリには曜日なんて関係ないんだ」
わかっていたはずなのに、つい文句が口に出てしまう。
100ポイント貯めるためには休日でも、家族や友達とでかけているときでも関係なく指示に従わなきゃいけなくなってくる。
そう考えるとやっぱり一千万円なんて数字は現実的じゃなかった。



