こんな質問をするということは、先生はダメだったんだろうか。
「菅原先生はまだですか?」
中条先輩がスマホで時間を確認しながら質問した。
制限時間終了まであと2分くらいだ。
「さすがに誰かをおんぶするのは難しくてなぁ……」
教師同士でそんなお願いをすることはさすがにできないみたいだ。
すると美穂が思いっきり右手を上げた。
「それなら私がおんぶされますよ先生! まだ間に合います!」
さっき中条先輩におんぶされて喜んでいたところなのにと、呆れてしまいそうになる。
「いやいや、さすがに生徒をおんぶするなんてまずいよ。しかもそれを動画撮影するなんてできないから」
菅原先生は慌てて首を左右に振って拒否した。
それもそうかと、ようやく美穂も思い直したようでガッカリした表情を浮かべている。
「菅原先生は仕方ないよ。これでミス2になるけど、まだもう1回ミスできるから大丈夫だって」
中条先輩が美穂をなだめるようにそう言ったのだった。
「菅原先生はまだですか?」
中条先輩がスマホで時間を確認しながら質問した。
制限時間終了まであと2分くらいだ。
「さすがに誰かをおんぶするのは難しくてなぁ……」
教師同士でそんなお願いをすることはさすがにできないみたいだ。
すると美穂が思いっきり右手を上げた。
「それなら私がおんぶされますよ先生! まだ間に合います!」
さっき中条先輩におんぶされて喜んでいたところなのにと、呆れてしまいそうになる。
「いやいや、さすがに生徒をおんぶするなんてまずいよ。しかもそれを動画撮影するなんてできないから」
菅原先生は慌てて首を左右に振って拒否した。
それもそうかと、ようやく美穂も思い直したようでガッカリした表情を浮かべている。
「菅原先生は仕方ないよ。これでミス2になるけど、まだもう1回ミスできるから大丈夫だって」
中条先輩が美穂をなだめるようにそう言ったのだった。



