ふたりがシャンプーのことで盛り上がっている間にもうひとりの友人、門口昇が登校してきた。
指定のネクタイをつけずに学生服の第一ボタンを外して、シャツがズボンから出ている。
そんな昇を見て思わずしかめっ面をしてしまった。
思いっきり校則違反だ。
「昇、制服くらいちゃんと着てよ」
「朝の時間くらい平気だろ?」
「ダメだよ。先生きちゃうし」
「そんなこと言って、瞳だってどうせまだスマホの電源切ってないんだろ?」
図星を疲れてグッと言葉に詰まってしまう。
「さっき面白そうなメール来たんだけど、みんなのところにも来たか?」
昇が朝の挨拶もなく知里と美穂に話かけている。
「わたしは電源切ってるからわかんない」
知里の言葉に美穂がすぐにスマホを取り出した。
「こっちにもなにか届いてるよ。えーっと【R‐リアル】のご案内? なにこれ」
それはさっき私にも届いていたメールだ。
指定のネクタイをつけずに学生服の第一ボタンを外して、シャツがズボンから出ている。
そんな昇を見て思わずしかめっ面をしてしまった。
思いっきり校則違反だ。
「昇、制服くらいちゃんと着てよ」
「朝の時間くらい平気だろ?」
「ダメだよ。先生きちゃうし」
「そんなこと言って、瞳だってどうせまだスマホの電源切ってないんだろ?」
図星を疲れてグッと言葉に詰まってしまう。
「さっき面白そうなメール来たんだけど、みんなのところにも来たか?」
昇が朝の挨拶もなく知里と美穂に話かけている。
「わたしは電源切ってるからわかんない」
知里の言葉に美穂がすぐにスマホを取り出した。
「こっちにもなにか届いてるよ。えーっと【R‐リアル】のご案内? なにこれ」
それはさっき私にも届いていたメールだ。



