背中を打ったせいで呼吸が止まりそうになったとき、右手が納骨室の空気に触れた。
ジメジメしてヒヤリと冷たい空気。
昇の頭からは血が流れ出し、白目を向いている。
私は右手を奥へと伸ばして御札を掴んだ。
そして思いっきり引っ張る。
ビリッと音がして壁からは上がれた御札が落下する。
女性はそれに気が付かない。
すぐに体勢を立て直して今度は両手で納骨室一面に貼られている御札を引きちぎった。
紙切れになった御札が地面に落ちるたびに、骨壷が明るく光始める。
ここにいる五十嵐花子の魂が光り輝いているんだ。
そして最後の一枚を破り捨てたときだった。
骨壷の中から金色に輝く少女がでてきたのだ。
それは写真でみた五十嵐花子で間違いなかった。
「ここから出してくれてありがとう」
澄んだ声がどこからともなく聞こえてくる。
その声に反応して女性が手を止めて振り向いた。
ジメジメしてヒヤリと冷たい空気。
昇の頭からは血が流れ出し、白目を向いている。
私は右手を奥へと伸ばして御札を掴んだ。
そして思いっきり引っ張る。
ビリッと音がして壁からは上がれた御札が落下する。
女性はそれに気が付かない。
すぐに体勢を立て直して今度は両手で納骨室一面に貼られている御札を引きちぎった。
紙切れになった御札が地面に落ちるたびに、骨壷が明るく光始める。
ここにいる五十嵐花子の魂が光り輝いているんだ。
そして最後の一枚を破り捨てたときだった。
骨壷の中から金色に輝く少女がでてきたのだ。
それは写真でみた五十嵐花子で間違いなかった。
「ここから出してくれてありがとう」
澄んだ声がどこからともなく聞こえてくる。
その声に反応して女性が手を止めて振り向いた。



