1時間目の授業が終わって15分間の休憩に入ったところでスカートのスマホが震えた。
そういえば電源を入れっぱなしだったと慌てたけれど、もう先生は教室から出ていっている。
安心しつつ確認してみると、それは【R‐リアル】からの通知だった。
顔をあげると隣の知里もスマホを持ってこちらを見つめている。
「今日は【30分以内に池の鯉に餌やり】だって」
知里が通知内容を読み上げている間に昇と美穂が近づいてきた。
「鯉に餌やりだってさ。休憩は15分あるし、十分間に合うな」
と、昇。
この中学校の校舎裏には大きな池が掘られていて、近所の方の融資で鯉が放たれている。
鯉の餌やりは学校関係者と近所の人なら誰でもできるように、池の近くに用意されている。
「トイレ行く時間がなくなっちゃう。早く行こうよ」
美穂に急かされて私と知里はすぐに席を立ったのだった。
そういえば電源を入れっぱなしだったと慌てたけれど、もう先生は教室から出ていっている。
安心しつつ確認してみると、それは【R‐リアル】からの通知だった。
顔をあげると隣の知里もスマホを持ってこちらを見つめている。
「今日は【30分以内に池の鯉に餌やり】だって」
知里が通知内容を読み上げている間に昇と美穂が近づいてきた。
「鯉に餌やりだってさ。休憩は15分あるし、十分間に合うな」
と、昇。
この中学校の校舎裏には大きな池が掘られていて、近所の方の融資で鯉が放たれている。
鯉の餌やりは学校関係者と近所の人なら誰でもできるように、池の近くに用意されている。
「トイレ行く時間がなくなっちゃう。早く行こうよ」
美穂に急かされて私と知里はすぐに席を立ったのだった。



