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【承知しました】
次に表示された文字を見て私は目を見開いた。
「これって受け入れられたってことだよね!?」
「本当だ! これで美穂は戻ってくるぞ」
「やった! 成功だったんだね!」
3人で輪になって飛び跳ねて喜んでいたそのときだった。
窓の外を何かが上から下に落ちていったのを目の端でとらえた。
次の瞬間にはグラウンドでドザッと音がして、外にいた生徒たちの悲鳴が教室まで聞こえてきた。
「今のって……」
私が言い終わるより先に昇が窓辺へと駆け寄っていた。
弾かれるようにしてそれに続く。
そして窓から下を覗き込んだとき……頭から血を流している美穂の姿を見たのだ。
「え……どうして……」



