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私と知里は仲良しだ。
この学校の中で一番の親友だと言っても良い。

授業では水泳もあるし、着替え姿なら見たことがある。
でも……これは絶対に違う。

ふたりでトイレの個室に入り、知里がこちらへカメラを向けている。
私は震える指先で制服を脱いでいく。

早くしないと知里を撮影する時間がなくなってしまう。
わかっているのに、どうしてもうまく脱ぐことができない。

「お願い瞳。頑張って」
知里の声が涙に濡れて、ひどく震えている。
私はキツク目を閉じて、屈辱に耐えながら全裸になったのだった。