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だって、じゃあどうすればよかったんだろう。
洋太さんはスマホを壊しても無駄だと言った。

10ポイントを貯めても【R‐リアル】をやめることはできなかった。
もう八方塞がりだ。

私はベッドに突っ伏して枕に顔を埋める。
そしてどうにもできない感情を吐き出すように大きな悲鳴を上げたのだった。