そこには【R‐リアル】からの通知で【欲しい物を書き込んでください】と書かれている。
その下には解答欄もあった。
「自分で決めることができるんですね? 何を書くんですか?」
「このアプリをやめたいって書いてみようと思うんだ」
その言葉に私は大きく目を見開いた。
ご褒美という言葉でつい、なにかプレゼントをもらうことを想像してしまっていたけれど、そういう使い方もできるんだと、新たな発見だった。
「それで成功したら、俺たちももう少し頑張れば【R‐リアル】とやめることができる!」
昇が興奮気味に呟く。
洋太さんは大きく頷き、そして記入欄に【アプリをやめたい】と、打ち込んだ。
これで洋太さんは開放される……そう、思ったけれど。
【それはできません】
赤い太文字で表示された文字に私達は愕然としてしまった。
「なにこれ。わたしたち、【R‐リアル】をやめることができないの?」
知里の声が震えている。
「嘘だろ……」
その下には解答欄もあった。
「自分で決めることができるんですね? 何を書くんですか?」
「このアプリをやめたいって書いてみようと思うんだ」
その言葉に私は大きく目を見開いた。
ご褒美という言葉でつい、なにかプレゼントをもらうことを想像してしまっていたけれど、そういう使い方もできるんだと、新たな発見だった。
「それで成功したら、俺たちももう少し頑張れば【R‐リアル】とやめることができる!」
昇が興奮気味に呟く。
洋太さんは大きく頷き、そして記入欄に【アプリをやめたい】と、打ち込んだ。
これで洋太さんは開放される……そう、思ったけれど。
【それはできません】
赤い太文字で表示された文字に私達は愕然としてしまった。
「なにこれ。わたしたち、【R‐リアル】をやめることができないの?」
知里の声が震えている。
「嘘だろ……」



