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それから私達4人は近くの花屋へ立ち寄ってから、事故現場になった交差点へ来ていた。
交差点の手前には今でもまだ花瓶に入れられた花が飾られていた。
「本当にここで亡くなったんだな」
昇が行き交う車をジッと見つめる。
それほど大きな交差点ではないし、謝って赤信号で渡っても運が良ければトラックと衝突することはなかったかもしれない。
それでも彼女はここで死んでしまった。
それが事実だった。
私達はその場にしゃがみこんで花を献花し、両手を合わせて目を閉じた。
どうして五十嵐花子がアプリに関係しているのか、それはまだわからない。
けれどこうすることでほんの少しだけ気持ちが穏やかになるのを感じたのだった。
「実は僕、さっきの指示をクリアして10ポイントになったんだ」
交差点から離れた場所で洋太さんがそう言った。
「10ポイントってことは、なにかご褒美がもらえるんですか?」
そう質問すると洋太さんがスマホ画面を見せてくれた。
それから私達4人は近くの花屋へ立ち寄ってから、事故現場になった交差点へ来ていた。
交差点の手前には今でもまだ花瓶に入れられた花が飾られていた。
「本当にここで亡くなったんだな」
昇が行き交う車をジッと見つめる。
それほど大きな交差点ではないし、謝って赤信号で渡っても運が良ければトラックと衝突することはなかったかもしれない。
それでも彼女はここで死んでしまった。
それが事実だった。
私達はその場にしゃがみこんで花を献花し、両手を合わせて目を閉じた。
どうして五十嵐花子がアプリに関係しているのか、それはまだわからない。
けれどこうすることでほんの少しだけ気持ちが穏やかになるのを感じたのだった。
「実は僕、さっきの指示をクリアして10ポイントになったんだ」
交差点から離れた場所で洋太さんがそう言った。
「10ポイントってことは、なにかご褒美がもらえるんですか?」
そう質問すると洋太さんがスマホ画面を見せてくれた。



