洋太さんが言うには、もうすぐ取り壊される廃墟ビルが建っていたそうだ。
「君達の話だとアプリを削除するのはよくなさそうだね。僕はもう少しで10ポイント貯まるから、そのときのご褒美っていうのがなんなのか、自分で経験してみるつもりだ」
それから私たちは洋太さんと連絡交換をしてファミレスを出た。
洋太さんの講義開始時間が近づいてきたからだ。
「これからどうする?」
昇に聞かれてスマホで時間を確認すると、昼を過ぎたところだった。
ファミレスで軽く食事をしたから、お腹は空いていない。
これから学校に戻る気にもなれないし。
と、思っていたところに知里が思いついたように「それなら」と、声をかけてきた。
「これからバスに乗って菅原先生の家に行かない?」
「菅原先生の家に?」
「うん。中条先輩の家でもいいけれど、中学生の子供が亡くなったばかりじゃ話を聞けないかもしれないし」
知里は少し視線を落として答えた。
菅原先生の家族に話を聞くつもりらしい。
「よし、とにかくなにか動いてみるか」
昇の言葉に私達3人はバス停へと向かったのだった。
「君達の話だとアプリを削除するのはよくなさそうだね。僕はもう少しで10ポイント貯まるから、そのときのご褒美っていうのがなんなのか、自分で経験してみるつもりだ」
それから私たちは洋太さんと連絡交換をしてファミレスを出た。
洋太さんの講義開始時間が近づいてきたからだ。
「これからどうする?」
昇に聞かれてスマホで時間を確認すると、昼を過ぎたところだった。
ファミレスで軽く食事をしたから、お腹は空いていない。
これから学校に戻る気にもなれないし。
と、思っていたところに知里が思いついたように「それなら」と、声をかけてきた。
「これからバスに乗って菅原先生の家に行かない?」
「菅原先生の家に?」
「うん。中条先輩の家でもいいけれど、中学生の子供が亡くなったばかりじゃ話を聞けないかもしれないし」
知里は少し視線を落として答えた。
菅原先生の家族に話を聞くつもりらしい。
「よし、とにかくなにか動いてみるか」
昇の言葉に私達3人はバス停へと向かったのだった。



