知里の言葉に後押しされたように美穂が両足で思いっきり床を蹴った。
けれど勢いが足りずにすぐに落ちてしまいそうになる。
私と知里はその瞬間に両手で美穂の足を支えて持ち上げた。
「大丈夫、いけるよ!」
体重を支えている美穂の両腕が小刻みに震えている。
力を込めすぎて呼吸が止まっているみたいで、顔は真っ赤だ。
でもあともう少し!
どうにか壁に両足をつけることに成功した。
「撮れたぞ!」
昇に言われて私と知里はゆっくりと美穂の足を床へおろした。
「あぁ~怖かった!」
そのまま床に座り込んでしまった美穂が大きく息を吐き出す。
本当に怖かったみたいで、目尻に涙が浮かんでいる。
「頑張ったね! すごいよ美穂!!」
苦手なことでも果敢にチャレンジした美穂を思わず抱きしめる。
「これで全員クリアだな」
昇がそう呟いたのだった。
けれど勢いが足りずにすぐに落ちてしまいそうになる。
私と知里はその瞬間に両手で美穂の足を支えて持ち上げた。
「大丈夫、いけるよ!」
体重を支えている美穂の両腕が小刻みに震えている。
力を込めすぎて呼吸が止まっているみたいで、顔は真っ赤だ。
でもあともう少し!
どうにか壁に両足をつけることに成功した。
「撮れたぞ!」
昇に言われて私と知里はゆっくりと美穂の足を床へおろした。
「あぁ~怖かった!」
そのまま床に座り込んでしまった美穂が大きく息を吐き出す。
本当に怖かったみたいで、目尻に涙が浮かんでいる。
「頑張ったね! すごいよ美穂!!」
苦手なことでも果敢にチャレンジした美穂を思わず抱きしめる。
「これで全員クリアだな」
昇がそう呟いたのだった。



