呪いの人形
最近体が重たくて気分が優れない日々が続く。
そんなと、お母さんが花の植え替えをするからと言うので手伝うことになった。
そしてプランターをひっくり返して土を入れ替えようとしたときだった。
中からドロドロに汚れた人形がでてきたのだ。
「なによこれ、気味悪いわね」
お母さんが軍手をはめた手でつまむようにして人形を持ち上げる。
パラパラと土が落ちて、人形の服にアケミと書かれているのが読み取れた。
「アケミって、私の名前!」
ヒッと悲鳴を上げて後ずさる。
私の名前が書かれた人形の手足には釘が突き立てられ、頭には画鋲が刺さっていたのだ。
「誰がこんなヒドイことをしたのかしら」
お母さんが怒りながら人形を捨てようとしたので、私は慌てて止めに入った。
最近の体の不調はきっとこの人形のせいだと、直感していたから。
「待ってお母さん。これは麻子ちゃんのところでお焚き上げしたいんだけど、ダメ?」
麻子ちゃんとは同じクラスの子で、家が有名な神社なのだ。
こういうものはポイポイ捨てるよりもちゃんと処理してもらった方がいいと聞いたこともある。
「そうね。それがいいかもしれないわね」
お母さんも納得してくれて、私は次の休みの日に麻子ちゃんの家に行くことになったのだった。
大きな鳥居をくぐって奥へ進んでいくと、麻子ちゃんが出てきてくれた。
昨日の内に予め連絡して置いたから、すでに準備もできているようだ。
「これが問題の人形?」
駆け寄ってきた麻子ちゃんが深刻そうな顔で聞いてきた。
私はコクンと頷く。
いまさらだけれど私は誰かに呪われていたのだという恐怖が這い上がってくる。
でも大丈夫。
ちゃんと処理すれば全部元通り。
自分にそう言い聞かせて麻子ちゃんに人形を手渡したのだった。
お焚き上げの儀式はスムーズに進んでいき、人形は最後に火にくべられた。
燃え盛る炎の中の人形はきれいな顔をしている。
「これでもう大丈夫だよ」
お焚き上げをしてくれた麻子ちゃんのお父さんと、麻子ちゃんがニヤリと笑ってそう言った。
最近体が重たくて気分が優れない日々が続く。
そんなと、お母さんが花の植え替えをするからと言うので手伝うことになった。
そしてプランターをひっくり返して土を入れ替えようとしたときだった。
中からドロドロに汚れた人形がでてきたのだ。
「なによこれ、気味悪いわね」
お母さんが軍手をはめた手でつまむようにして人形を持ち上げる。
パラパラと土が落ちて、人形の服にアケミと書かれているのが読み取れた。
「アケミって、私の名前!」
ヒッと悲鳴を上げて後ずさる。
私の名前が書かれた人形の手足には釘が突き立てられ、頭には画鋲が刺さっていたのだ。
「誰がこんなヒドイことをしたのかしら」
お母さんが怒りながら人形を捨てようとしたので、私は慌てて止めに入った。
最近の体の不調はきっとこの人形のせいだと、直感していたから。
「待ってお母さん。これは麻子ちゃんのところでお焚き上げしたいんだけど、ダメ?」
麻子ちゃんとは同じクラスの子で、家が有名な神社なのだ。
こういうものはポイポイ捨てるよりもちゃんと処理してもらった方がいいと聞いたこともある。
「そうね。それがいいかもしれないわね」
お母さんも納得してくれて、私は次の休みの日に麻子ちゃんの家に行くことになったのだった。
大きな鳥居をくぐって奥へ進んでいくと、麻子ちゃんが出てきてくれた。
昨日の内に予め連絡して置いたから、すでに準備もできているようだ。
「これが問題の人形?」
駆け寄ってきた麻子ちゃんが深刻そうな顔で聞いてきた。
私はコクンと頷く。
いまさらだけれど私は誰かに呪われていたのだという恐怖が這い上がってくる。
でも大丈夫。
ちゃんと処理すれば全部元通り。
自分にそう言い聞かせて麻子ちゃんに人形を手渡したのだった。
お焚き上げの儀式はスムーズに進んでいき、人形は最後に火にくべられた。
燃え盛る炎の中の人形はきれいな顔をしている。
「これでもう大丈夫だよ」
お焚き上げをしてくれた麻子ちゃんのお父さんと、麻子ちゃんがニヤリと笑ってそう言った。



