「それ、わたしが作った……」
「オレのも」
「ぼくのも」
「僕のも、心愛さんが持っていてください」
みんなから受け取ると、ぎゅっと握り締める。
「ねえ、もう会えないなんてこと、ないよね? これからも、一緒に勉強できるんだよね?」
思わず声が震えてしまう。
目の前に立つシロくんが、ゆっくりと首を左右に振る。
「ぼくたちの役目はここまでだよ。今の心愛ちゃんなら、大丈夫」
シロくんが力強く言って、にこりと笑う。
そんなシロくんの顔が、涙でにじんで見える。
「やだよ。一人じゃムリ。これからも、わたしにいろいろ教えて」
「もう僕たちから心愛さんに教えられることは、なにもありません」
「そんなイジワル言わないで!」
「もうさすがに察してるんだろ?」
「……」
「いつだってボクたちは心愛ちゃんの味方で、ずっとずっと一緒にいるよ」
「オレのも」
「ぼくのも」
「僕のも、心愛さんが持っていてください」
みんなから受け取ると、ぎゅっと握り締める。
「ねえ、もう会えないなんてこと、ないよね? これからも、一緒に勉強できるんだよね?」
思わず声が震えてしまう。
目の前に立つシロくんが、ゆっくりと首を左右に振る。
「ぼくたちの役目はここまでだよ。今の心愛ちゃんなら、大丈夫」
シロくんが力強く言って、にこりと笑う。
そんなシロくんの顔が、涙でにじんで見える。
「やだよ。一人じゃムリ。これからも、わたしにいろいろ教えて」
「もう僕たちから心愛さんに教えられることは、なにもありません」
「そんなイジワル言わないで!」
「もうさすがに察してるんだろ?」
「……」
「いつだってボクたちは心愛ちゃんの味方で、ずっとずっと一緒にいるよ」



