***
「隼太くん、お誕生日おめでとう!私からプレゼントが2つあるの」
「充分貰ってるけど」
「隼太くんは自分に無頓着すぎ。もっともっと幸せになってほしい」
「…───」
家へ帰ってみんなでご飯を食べ終わったあと、部屋にプレゼントを取りに行って隼太くんの部屋にいる。
3人はニヤニヤしていたけど、私は緊張していてそれどころではなかった。
「絶対似合うなって思って買ったの」
私は、正方形のラッピングされた箱を渡す。
「開けていーの?」
「開けて欲しい」
私が買ったのは、シルバーのチェーンブレスレット。
ブルベよりの彼の肌に映えて、デザインも可愛いから一目惚れした。
手に取ったブレスレットを私が、隼太くんの手首につけてあげる。
「うん…やっぱり似合うね!」
「ありがとう、七瀬。一生大事にする」
「…っ!」
隼太くんは、私を見ながらブレスレットにキスを落とした。
一つ一つの仕草に色気があって未だに慣れない。
というより、慣れる気がしない。
…この後が本命。
ずっと悩んで考えた。
緊張して恥ずかしくて、耳で囁かれるのすらドキドキしているのに。
それ以外のことが私にできるのかって。
でも、隼太くんに喜んでほしい、私も…もっと隼太くんに触れて欲しい。
「…七瀬?」
「本命のプレゼントは…」
深く息を吐いて、彼を見上げた。
「私を貰ってください…っ」
「───…っ」
隼太くんは、目を見張って動かなかった。
その反応に引かれているのか、意味が伝わらなかったのかわからなくて不安になる。
「隼太くん、お誕生日おめでとう!私からプレゼントが2つあるの」
「充分貰ってるけど」
「隼太くんは自分に無頓着すぎ。もっともっと幸せになってほしい」
「…───」
家へ帰ってみんなでご飯を食べ終わったあと、部屋にプレゼントを取りに行って隼太くんの部屋にいる。
3人はニヤニヤしていたけど、私は緊張していてそれどころではなかった。
「絶対似合うなって思って買ったの」
私は、正方形のラッピングされた箱を渡す。
「開けていーの?」
「開けて欲しい」
私が買ったのは、シルバーのチェーンブレスレット。
ブルベよりの彼の肌に映えて、デザインも可愛いから一目惚れした。
手に取ったブレスレットを私が、隼太くんの手首につけてあげる。
「うん…やっぱり似合うね!」
「ありがとう、七瀬。一生大事にする」
「…っ!」
隼太くんは、私を見ながらブレスレットにキスを落とした。
一つ一つの仕草に色気があって未だに慣れない。
というより、慣れる気がしない。
…この後が本命。
ずっと悩んで考えた。
緊張して恥ずかしくて、耳で囁かれるのすらドキドキしているのに。
それ以外のことが私にできるのかって。
でも、隼太くんに喜んでほしい、私も…もっと隼太くんに触れて欲しい。
「…七瀬?」
「本命のプレゼントは…」
深く息を吐いて、彼を見上げた。
「私を貰ってください…っ」
「───…っ」
隼太くんは、目を見張って動かなかった。
その反応に引かれているのか、意味が伝わらなかったのかわからなくて不安になる。


