好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

小糸ちゃんに、ちゅっと一瞬キスした。



一瞬にして赤くなる小糸ちゃんの顔。



あれ以来チューしてなかったんだもん。



せっかく一緒にいるんだからしたいじゃん?



小糸ちゃんは赤くなったまま、黙って俺の足をちょっとパンチして、勉強に戻った。



かわい~。



「一生懸命勉強してるね? 寝なくていいの?」

「ご褒美のために頑張ってるんです…」

「えらいね」



そう言ってまた頭を撫でた。



ずっと撫でてたい…。



怒られそうだからやめとくけど…。



俺も一生懸命な小糸ちゃんに付き合ってしばらく一緒に勉強してた。



「そろそろ寝ます!」

「お、じゃあ俺も寝ようかな~。歯磨こう」

「ですね!」



穂高と明莉ちゃんは完全に寝ちゃってる。



2人を置いて洗面所まで。



洗面所に立って2人でシャカシャカ…。



「ねえ小糸ちゃん」

「なんですか?」

「小糸ちゃんの歯、俺が磨いてもいい?」

「はい…? だ、ダメです…」



ダメか…。



萌えるのに…。



結局歯は磨かせてもらえず、2人でうがいして部屋に戻った。



「ほら、穂高と明莉ちゃん、起きるよ~」

「ん~…」



眠い目をこすって2人とも起きた。



2人も眠そうなまま洗面所に歯を磨きに行く。



戻ってきた2人はさっきよりは目が覚めたみたい。



「眠いね、明莉ちゃん…」

「ですね…」



なんか仲間意識が芽生えてる…?