好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

「おお~!」



部屋の中は、たくさん飾り付けした。



HAPPY BIRTHDAYのバルーンと、キラキラしたガーランド。



先輩があたしの飾り付けを見て嬉しそうに笑った。



「座ってください!」



先輩は言われた通りにその辺に座る。



目新しそうにあたしの部屋をきょろきょろと見渡してる…。



「あんま見ないでください…」

「あ、俺があげたやつ飾ってくれてるんだ」



先輩が付き合うときにくれたフラワーアート。



棚の上に飾ってる。



「先輩、お昼まだですよね?」

「うん」

「あたしが作ります!」

「え~、いいの!」



先輩のためにご飯作ってあげたかったんだ!



嬉しそうな先輩にあたしも嬉しくなった。



「じゃあ…キッチン行くのでしばらくくつろいでてください」

「ええ、俺を一人にするつもり? 俺も行くよ」

「じゃあ…」



先輩と一緒にキッチンに行った。



エプロンをして、冷蔵庫から材料を出す。



オムライスを作ります。



「俺もなんか手伝うよ」

「それじゃ意味ないんで! 座っててください!」

「そう?」



先輩がしぶしぶと言った感じでリビングのソファに座りながらあたしの料理を見てる。



見られると緊張するな…。



玉ねぎを炒めて、チキンライスを作って…。



できた!