「お兄さんも学校サボり?」
「え?」
「不登校?」
満足そうに絵を見てから、俺にそう聞いてくるその子にキョトンとする俺。
「俺はね~、今学校が自由に登校していい期間なんだよ」
「いいなー…」
「君はサボり?」
俺が聞いたらコクンとうなずいた。
「もう何日も行ってないんだー…」
「そうなんだ」
「変に思わないの?」
「え? なんで?」
「だってみんな学校に行った方がいいって言うから…」
「別に好きにしたらいいんじゃない?」
俺がそう言ったら、その子の顔がちょっと晴れやかになった。
それからその子としばらく話してた。
その子は凛太郎って言って、小学校5年生らしい。
両親が離婚してから、気持ちがふさいで、名字も変わって、なんとなく学校に行きたくなくなって不登校状態になったんだって。
それで、お母さんから毎日家に引きこもるのはよくないって言われてたまにこうやって外に出て、絵を描いたりしてたみたい。
お父さんが絵を描くのが好きだったんだって。
画材もお父さんが置いていったものらしい。
お父さんの話をする凛太郎は泣くのをこらえてるようで。
お父さんのことが大好きで、両親の離婚がすごくショックなんだと思う…。
「風里くんは他にどういう絵を描くの?」
「俺? 色々描くよ? 絵以外にもいろいろ作ったり」
「見たい!」
「そう? 俺の家来る?」
元気よくうなずく凛太郎に俺も思わず笑顔になった。
「え?」
「不登校?」
満足そうに絵を見てから、俺にそう聞いてくるその子にキョトンとする俺。
「俺はね~、今学校が自由に登校していい期間なんだよ」
「いいなー…」
「君はサボり?」
俺が聞いたらコクンとうなずいた。
「もう何日も行ってないんだー…」
「そうなんだ」
「変に思わないの?」
「え? なんで?」
「だってみんな学校に行った方がいいって言うから…」
「別に好きにしたらいいんじゃない?」
俺がそう言ったら、その子の顔がちょっと晴れやかになった。
それからその子としばらく話してた。
その子は凛太郎って言って、小学校5年生らしい。
両親が離婚してから、気持ちがふさいで、名字も変わって、なんとなく学校に行きたくなくなって不登校状態になったんだって。
それで、お母さんから毎日家に引きこもるのはよくないって言われてたまにこうやって外に出て、絵を描いたりしてたみたい。
お父さんが絵を描くのが好きだったんだって。
画材もお父さんが置いていったものらしい。
お父さんの話をする凛太郎は泣くのをこらえてるようで。
お父さんのことが大好きで、両親の離婚がすごくショックなんだと思う…。
「風里くんは他にどういう絵を描くの?」
「俺? 色々描くよ? 絵以外にもいろいろ作ったり」
「見たい!」
「そう? 俺の家来る?」
元気よくうなずく凛太郎に俺も思わず笑顔になった。



