好きって言ってよ ～先輩、溺愛しすぎですっ～

「風里先輩」

「ん？」

「大好き…」

「小糸ちゃんのその『大好き』っていうの、俺本当に好き」

「ふふ」



式の人もいるのに、あたしはなんだか嬉しくて、風里先輩にキスしちゃった。



先輩も笑ってあたしにキスし返して。



あたしたち、世界で一番の幸せ者だね。



はじめはただの憧れだった風里先輩。



あたしの傷ついた心をふわっと包んでくれて、いつしか大好きになっていった。



風里先輩に本気で怒ったこともあったけど、それも全部先輩のことを信じてるから。



いつもあたしに絶えず愛を注いでくれる先輩を、あたしはどうしたって愛以外では見れない。



先輩のことが大好き。



先輩もそうだよね？



あたしたち、これから、世界で一番の夫婦になろう。



これからもずっとずっと、あたしに好きって言ってね。



そして、あたしも、心から…大好き！


-end-