好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

それから一通り食べ終えてまた部屋に戻る。



部屋に戻ると布団が敷かれていた。



「わーいお布団!」



そう言って布団に飛び込む小糸ちゃん。



俺は、二つの布団の間にある隙間が許せなかったので、片方の布団をぐっと押して隙間を埋めた。



そんな俺を見て小糸ちゃんは笑ってる。



「先輩かわいいね」

「かわ…」



まあ小糸ちゃんが楽しそうだからなんでもいいや。



小糸ちゃんと一緒に洗面台に行って鏡に向き合って歯を磨いて。



一緒にシャコシャコ磨いてる姿がなんだか幸せの象徴のような気がした。



「小糸ちゃんの歯…俺が磨いてもいい…?」

「だからダメですって…」



やっぱりそれはダメらしい…。



萌えるのに…。



夜は一緒に布団に潜り込んでくっついて眠る。



小糸ちゃんの腰に手を回しておでこにキスすると、小糸ちゃんも俺を見上げて俺にキスをしてくれた。



なんて幸せなんだ…。



これから2人、一緒に大人になっていこうね。



小糸ちゃんへの愛おしさをかみしめて、ぐっすりと眠った。