好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

「小糸ちゃん?」



一か八かで声をかけてみた。



「えっ、先輩?」



おお、反応が返ってきた。



「そっち誰もいない?」

「いないです!」

「そっか~。景色綺麗だね~」

「ですね! 先輩と一緒に見たいと思ってたから嬉しい!」



顔を見なくても笑顔なのが伝わる。



それからしばらく小糸ちゃんと何気ない会話をして。



人が入ってきたから喋るのをやめて、俺も上がることにした。



温泉を出たところの待合室でしばらく待っていると、湯上りでホカホカした浴衣姿の小糸ちゃんが出てきて。



「お待たせしました!」

「全然だよ~。浴衣似合うね」

「先輩も素敵ですっ」



小糸ちゃんに微笑みかけて、一緒に部屋まで戻った。



用意の夕食の時間まで1時間くらいある。



下に夕食の会場があって、あらかじめ伝えてた時間に合わせて夕食を用意しててくれる。



小糸ちゃんは何やら明日の準備をしていて。



浴衣姿でちょこちょこ動くのがかわいいのなんの…。



っていうか浴衣ってエロい…。



小糸ちゃんを後ろから抱きしめた。



ふわっとシャンプーが香る。



「せ、先輩…」

「こっち向いて?」



そろそろと俺の方を振り向く小糸ちゃん。



そんな小糸ちゃんにキス。



あっつ~いのしちゃうからね。



しばらくキスをしていたら、小糸ちゃんが腕を腰に回してくれて。



止まらない…。



気が付いたら押し倒してた。