「先輩があたしの知らないところで元カノと会ってたなんて耐えられない、何より、それをずっと隠してた先輩が信じられない…」
「うん」
「先輩のこと、あたしは信じてたの! 信じてたから何も聞かなかった。なのに、こんなことされたら信じられなくなる…」
「そうだよね…ごめん」
ひらすら先輩はあたしの話を聞いてくれる。
「自分でも嫌になります、先輩があたしのこと思ってくれてたのも知ってる、あたしも隠してたことがある、それでも嫌なものは嫌なの!」
「うん、うん…」
「先輩のこと、あたし前みたいに信じたい。なのに信じられないの。苦しいよ!」
あたしの言葉に、先輩はあたしのことを強く抱きしめた。
「小糸ちゃんの信頼を損なったこと、本当に申し訳なく思ってる…。これからは隠し事なんてしないから…全部言うから…」
「ほんと?」
「ほんと」
「じゃあ…あれから綾乃さんとも会ってないの?」
「会ってない。会わないように人があんま通らないところ通るようにしてた」
先輩の言葉に嘘はない…。
隠し事はされたけど、嘘をつくような人じゃない…。
「先輩はあたしの…」
「うん、小糸ちゃんの」
「綾乃さんに会って…揺れたりしませんでしたか…?」
「あり得ないよ。俺、小糸ちゃん以外に入る隙間どこにもない」
その言葉で、わだかまっていたものがすーっと全てなくなって行った気がした。
風里先輩はあたしのそばにいてくれる。
あたしのことを裏切るような人じゃない。
いつもあたしのことを考えてくれる、あたしの大好きな人だ…。
「うん」
「先輩のこと、あたしは信じてたの! 信じてたから何も聞かなかった。なのに、こんなことされたら信じられなくなる…」
「そうだよね…ごめん」
ひらすら先輩はあたしの話を聞いてくれる。
「自分でも嫌になります、先輩があたしのこと思ってくれてたのも知ってる、あたしも隠してたことがある、それでも嫌なものは嫌なの!」
「うん、うん…」
「先輩のこと、あたし前みたいに信じたい。なのに信じられないの。苦しいよ!」
あたしの言葉に、先輩はあたしのことを強く抱きしめた。
「小糸ちゃんの信頼を損なったこと、本当に申し訳なく思ってる…。これからは隠し事なんてしないから…全部言うから…」
「ほんと?」
「ほんと」
「じゃあ…あれから綾乃さんとも会ってないの?」
「会ってない。会わないように人があんま通らないところ通るようにしてた」
先輩の言葉に嘘はない…。
隠し事はされたけど、嘘をつくような人じゃない…。
「先輩はあたしの…」
「うん、小糸ちゃんの」
「綾乃さんに会って…揺れたりしませんでしたか…?」
「あり得ないよ。俺、小糸ちゃん以外に入る隙間どこにもない」
その言葉で、わだかまっていたものがすーっと全てなくなって行った気がした。
風里先輩はあたしのそばにいてくれる。
あたしのことを裏切るような人じゃない。
いつもあたしのことを考えてくれる、あたしの大好きな人だ…。



