あたしの言葉に先輩は喜んでくれた。
おいで、という言葉に遠慮なく甘えることにして。
先輩の家に行くまでの道で、そういえばあたしも付き合う前に先輩に曖昧な態度取られて悲しかったことがあったなあなんて思ったりした。
だからあんなに怒ったのかも…。
あの時期のあたしは、とにかく先輩のことが大好きで、でも見てもらえなくて、なのに思わせぶりなことされるから混乱してた。
亜子さんの気持ちは分かるよ…。
着いた先輩の家。
先輩はにこっと笑って迎えてくれた。
それから先輩の部屋で、先輩の足の中に収容されながら、さっきまでのことを先輩に話した。
風里先輩はあたしの頭を撫でてくれて。
「小糸ちゃん、すごいことするね」
「だって結くんにムカついたんだもん…」
「でも結人くんもそう簡単には小糸ちゃんのこと忘れられないみたいだね」
「だからムカつくんです! それならそうで亜子さんのこと傷つけないでほしい」
「でも亜子さんにも惹かれてるんでしょ? 無事解決するといいけど…」
「本当そうですよね…」
だけど、亜子さんが結くんのことが好きで離れられないなら。
あたしがしたことって余計なお世話だったりしないかな…。
これで2人が離れることになったら、亜子さんはどう思うんだろう…。
風里先輩に吐露すると、優しく笑ってくれた。
「だとしても、結くんに怒っていいよって言ったのは亜子さんだからね。小糸ちゃんが責任を感じるところじゃないよ。いずれにしても、今の関係のままって多分誰にとっても良くないだろうし」
「そうですよね…」
「小糸ちゃん、優しいね」
「そんなことないです…」
それは、こうやって静かに話を聞いて常にあたしの味方でいてくれる先輩の方…。
だからこうやって話したくなるの。
「先輩…そういえば、あれ以来綾乃さんとは…」
「うーん、全然見ないねえ。やっぱ見間違いかも」
「だといいんですけど…」
おいで、という言葉に遠慮なく甘えることにして。
先輩の家に行くまでの道で、そういえばあたしも付き合う前に先輩に曖昧な態度取られて悲しかったことがあったなあなんて思ったりした。
だからあんなに怒ったのかも…。
あの時期のあたしは、とにかく先輩のことが大好きで、でも見てもらえなくて、なのに思わせぶりなことされるから混乱してた。
亜子さんの気持ちは分かるよ…。
着いた先輩の家。
先輩はにこっと笑って迎えてくれた。
それから先輩の部屋で、先輩の足の中に収容されながら、さっきまでのことを先輩に話した。
風里先輩はあたしの頭を撫でてくれて。
「小糸ちゃん、すごいことするね」
「だって結くんにムカついたんだもん…」
「でも結人くんもそう簡単には小糸ちゃんのこと忘れられないみたいだね」
「だからムカつくんです! それならそうで亜子さんのこと傷つけないでほしい」
「でも亜子さんにも惹かれてるんでしょ? 無事解決するといいけど…」
「本当そうですよね…」
だけど、亜子さんが結くんのことが好きで離れられないなら。
あたしがしたことって余計なお世話だったりしないかな…。
これで2人が離れることになったら、亜子さんはどう思うんだろう…。
風里先輩に吐露すると、優しく笑ってくれた。
「だとしても、結くんに怒っていいよって言ったのは亜子さんだからね。小糸ちゃんが責任を感じるところじゃないよ。いずれにしても、今の関係のままって多分誰にとっても良くないだろうし」
「そうですよね…」
「小糸ちゃん、優しいね」
「そんなことないです…」
それは、こうやって静かに話を聞いて常にあたしの味方でいてくれる先輩の方…。
だからこうやって話したくなるの。
「先輩…そういえば、あれ以来綾乃さんとは…」
「うーん、全然見ないねえ。やっぱ見間違いかも」
「だといいんですけど…」



