「先輩に呼び捨てされるの、ドキドキしました…」
「なんか余裕なかったから…。呼び捨ての方がいい?」
「でも先輩に小糸ちゃんって呼ばれるのも大好きです」
先輩から『小糸ちゃん』って呼ばれると、愛されてる感じがするの。
先輩の『小糸ちゃん』はなんだか特別な響きがする。
愛おしそうにあたしの髪の毛を撫でる風里先輩としばらくそのままおしゃべりして、時間になったのでホテルを出た。
「結局結人くんたちのことは分からないままだったね」
「それ一応気にしてたんですか…?」
「まあ口実ではあったけどね」
やっぱり…。
でも、あたしも先輩と幸せな時間過ごせたから良かったかも…。
どのみちあのまま帰るなんて嫌だったし…。
久しぶりの先輩とのデート、一日すごく幸せだった。
先輩との日常が帰ってきたんだ!
そう思うとやっぱり本当に嬉しくて、家まで送ってくれた先輩からあたしは離れられなくて、マンションの前でしばらく先輩に抱き着いていた。
「じゃあね、先輩」
「うん、またね~」
先輩に何度も手を振って、あたしは家の中に入る。
今日一日の幸せだった時間を思い出すように、もらった指輪を眺める。
あたしはその日寝るまで何度も何度も今日の幸せを反芻していた。
「なんか余裕なかったから…。呼び捨ての方がいい?」
「でも先輩に小糸ちゃんって呼ばれるのも大好きです」
先輩から『小糸ちゃん』って呼ばれると、愛されてる感じがするの。
先輩の『小糸ちゃん』はなんだか特別な響きがする。
愛おしそうにあたしの髪の毛を撫でる風里先輩としばらくそのままおしゃべりして、時間になったのでホテルを出た。
「結局結人くんたちのことは分からないままだったね」
「それ一応気にしてたんですか…?」
「まあ口実ではあったけどね」
やっぱり…。
でも、あたしも先輩と幸せな時間過ごせたから良かったかも…。
どのみちあのまま帰るなんて嫌だったし…。
久しぶりの先輩とのデート、一日すごく幸せだった。
先輩との日常が帰ってきたんだ!
そう思うとやっぱり本当に嬉しくて、家まで送ってくれた先輩からあたしは離れられなくて、マンションの前でしばらく先輩に抱き着いていた。
「じゃあね、先輩」
「うん、またね~」
先輩に何度も手を振って、あたしは家の中に入る。
今日一日の幸せだった時間を思い出すように、もらった指輪を眺める。
あたしはその日寝るまで何度も何度も今日の幸せを反芻していた。



