好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

「上がろっか…」

「うん…」

「俺が先出る?」

「そうして…」



こんなに触れ合っても、やっぱり裸は恥ずかしいの…。



先輩が先に出てから、あたしもお風呂を出て、用意してあったガウンを着た。



部屋に戻ると、ベッドに座ってた先輩が両手を広げてくれる。



「おいで?」



その言葉に、吸い込まれるようにして先輩の胸の中に入ると、ぎゅっと抱きしめてくれる。



幸せ…。



それからいつもみたいに髪の毛を乾かしてもらって、イチャイチャして。



ベッドの上に腰かけると、あたしの指に先輩の指を絡めてまたキスしてくれる。



お揃いの指輪が光る。



そして体がゆっくりと押し倒された。



先輩がリモコンで部屋の電気を消してくれる。



ゆっくりとガウンのボタンが外されてまた胸元にキスされて。



「あたしおっぱい小さいから先輩になんか申し訳ないです…」

「え~、それがかわいいのに?」

「かわいくない…」

「かわいいよ。ほら、俺、変態だし」



そう言われて、恥ずかしいのと面白いのが混ざって吹き出してしまった。



先輩も一緒に笑う。



体中キスし尽くされて。



あたしも先輩のガウンのボタンをドキドキしながら外す。



そのまま2人、夢中だった。



「小糸…」



最中に呼び捨てで名前を呼ばれ、いつもと違うことにもっとドキドキして。



2人で果てたあと、先輩の胸の中にすり寄った。



「先輩大好き…」



あたしがそう言うと、あたしのおでこにキスをしてくれる先輩。