好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

「小糸ちゃんの手気持ち良いね」

「なんか洗うの楽しいです」

「ふふふ」



それから本当になんか楽しくなって、ノリノリで先輩の髪の毛を洗ってたあたし。



2人で笑いながらしゃべるのが楽しい。



「かゆいところはないですか~」

「あ、耳の後ろかゆいでーす」

「はーい」

「あと頭のてっぺんのところも」

「かゆいところいっぱいありますね…」



なんて2人でふざけながら、先輩の髪の毛をシャワーで流した。



それから体を洗った先輩はあたしのいるバスタブに入ってくる。



バスタブからお風呂があふれ出す。



「すごーい、ジャグジーついてる」



あたしはそう言ってお風呂についてるボタンをポチポチ押す。



そしたら急にお湯が七色に光りだしたので慌てて消した。



変なの…。



先輩が面白そうに笑ってる。



それから先輩があたしのことを引き寄せた。



そのままキス…。



めちゃくちゃ長いキスが続く。



唇以外にも色んなところに。



首に唇が這うと、ぴくっとする体。



あたしも先輩に近づきたくて、色んなところにキスをした。



だんだんと暑くなってきたあたしたちは、お湯から出て浴槽のへりに腰かけた。



キスは続く。



お腹のところまで顔を下ろした先輩は、あたしのお腹を軽く吸う。



チクッとした痛み。



それは幸せの痛みにも感じられた。



先輩があたしの胸に手をかけて優しく触れた。



「んっ…」



思わず漏れる声に恥ずかしくなる。



先輩はふっと笑って「可愛い」と言った。