好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

~小糸~

風里先輩の嬉しすぎる合格発表からしばらく。



今日は超久しぶりのデート~!



先輩と休みの日にがっつりこうやって遊ぶのは、文化祭を除いて、2月の旅行ぶり。



本当に本当に楽しみ。



今日もメイクして、持ってる服の中で一番可愛い服を着て家を出た。



最近すっかり寒くなってきた。



先輩がくれたマフラーもしていく。



楽しみすぎて少し早めに着いた待ち合わせの公園。



ブランコに座って待ってると、先輩が小走りでやってきた。



「ごめんね、待たせちゃって」

「全然です! あたし楽しみだとそわそわして早く家出ちゃうんですよね~…」

「ちょいちょいそういう日あるもんね、でもごめん」



そんな話をしながら、あたしはブランコを飛び降りる。



ちょっとよろけて、先輩に掴まった。



そのまま先輩が手を握ってくれる。



「今日の小糸ちゃんは一段と可愛いね?」

「へへ…。可愛くしました」

「最高。じゃあ行こっか~」

「わーい!」



今日は海沿いの街でデート!



SNSとかでも人気で、前から行ってみたかったんだ。



先輩と一緒に電車に乗る。



それだけのこともただ嬉しくて、あたしはずっとニコニコ。



風里先輩がそんなあたしを見て頭を撫でてくれた。



「小糸ちゃん、ほんとに可愛い」

「いやいや…」

「こんなかわいい存在を何か月も待たせてたかと思うと罪悪感…」

「先輩を待ってる間も寂しかったけど幸せでしたよ? あたしが先輩を待つ存在になれてる~って」



あたしがそう言うと、先輩が撃ち抜かれたみたいな顔をした。



「うわ~…電車だけど抱きしめていい?」

「や、やめてください!」

「分かった…」