好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

~風里~

緊張しまくった推薦入試から一週間。



今日は合格発表の日です。



この1週間、本当に勉強が手に着かなかった。



良い結果であれ悪い結果であれ、それも今日で終わり…。



今日の午後一番にオンラインで発表される。



小糸ちゃんを家に呼んで一緒に発表を見ようと思います。



小糸ちゃんにとっても、もしここで合格だった場合待つのは終わりだと思うから。



支えてくれた小糸ちゃんと一番に見たい。



お昼を食べて、合格発表に備えた。



俺の部屋で、パソコンをテーブルの上に置いて、小糸ちゃんを後ろから抱きしめる。



あと5分…。



「ドキドキしますね…」

「本当に…。1秒1秒が長すぎ」

「うあ~、じっとしてられないのでちょっと立ちます」



小糸ちゃんがそう言って俺を振りほどいて立ち上がった。



俺は安定剤の小糸ちゃんがいなくなって手持無沙汰…。



小糸ちゃんは体を伸ばしてる。



「小糸ちゃんがそんなに緊張しなくても…」

「だって先輩が頑張ってきたことの結果が今から出るんですよ? じっとできないですよ…」



それはありがたいけども…。



立ってる小糸ちゃんの手を引いてもう一度俺の腕の中に収めた。



「じっとしてて」

「はい…」



時間はあと3分。



時間を忘れるように、小糸ちゃんにチューしたり触ったりしてイチャイチャしてた。



「あと1分だ!」



俺は手元に受験票を用意。