好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

~小糸~

今日もバイトのあたし。



あたしは今日、一緒にシフトに入った亜子さんに聞きたかったことがある…。



あたしはバイトの合間、ちらちらと亜子さんの顔を見ながらタイミングを伺う。



お客さんが引く時間。



今だ!



「亜子さん~」

「ん? どうした?」

「あたしこの前~…亜子さんと結くんが一緒にいるところ見たんですけど…」



あたしがそう言うと、亜子さんは手に持っていたお花の入ってるバケツを落とした。



「大丈夫ですか?」

「ああ、ごめんごめん…」



慌ててる…?



珍しく慌てる亜子さんの姿を見て、ますます疑念の強くなるあたし。



「ど、どういう関係ですか…?」



散らばった花を集める亜子さんを手伝いながら聞くと、亜子さんの手が止まった。



それから苦笑いをあたしに向ける。



「…?」

「鶴巻ちゃんに聞いてもらうか迷うな~…」

「えっ…」

「でも…聞いてもらっちゃおうかな?」



そう言った亜子さんは覚悟を決めた顔をしていた。



な、何を聞かされるんだろう…。



それから、『ここではちょっとね~』と亜子さんが言うので、夜ご飯も兼ねてバイト終わりに近くのファミレスに入った。



パスタを頼むとすぐに運ばれてきた。



あたしはなんとなくそわそわしたような気持ちを抱えつつ食べ始める。



「結人とさ~…寝たんだよね」



亜子さんはいきなりそう言った。