好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

小糸ちゃんと一緒に俺の家まで行く。



俺も受験勉強しないといけないから、小糸ちゃんを家に連れてきても部屋で別々に過ごすんだけどさ…。



申し訳ない…。



でも美大受験ってそんなに甘いものじゃないから…。



勉強もかなり頑張らないといけない…。



俺が勉強している間、小糸ちゃんは音量を小さくしてテレビを見てる。



「音量上げてもいいよ」

「いやいやっ! 先輩の邪魔になりたくないので…!」



別に邪魔じゃないけどな。



まあ小糸ちゃんがこれ以上委縮しても困るからいいか。



それからキリの良いところまで勉強をして、帰るという小糸ちゃんを家まで送り届けた。



俺は家に帰ってもうちょっと勉強。



勉強は楽しい。アートも楽しい。



俺にとって美大受験ってしんどいよりも楽しいが勝つかも…。



自分の好きなアートに時間を避けなくなったのが結構きついけど…。



小糸ちゃんにおやすみのメッセージを送って。



返事が返ってこないからもう寝ちゃったかな?