好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

~風里~

ご飯も食べ終わって、俺たちは部屋でまったり。



足の間に小糸ちゃんを挟んで、一緒に何気なくテレビを見るのも幸せ~。



番組がきりの良いところで終わった。



「そろそろお風呂入ろっか」

「そうですね!」

「一緒に入る?」



俺はからかい半分で小糸ちゃんに言う。



すぐに動揺して顔が赤くなる小糸ちゃん。



この顔が最高にかわいいんだから…。



「な、なに言ってるんですか…」

「あはは、冗談冗談。半分ね」

「半分…」



だって小糸ちゃんと一緒にお風呂入りたいのは事実だし。



でもそんなことしたら小糸ちゃん死んじゃいそうな気がするし。



俺はへらへら笑って、「先お風呂入っていいよ」と小糸ちゃんに言った。



でも、なんだかもじもじしてる小糸ちゃん…。



ん?



「く、暗くするなら…一緒に入ってもいいです!」



顔を真っ赤にして言う小糸ちゃん。



へっ?



まじで?



「いいの…?」



こくんと頷く小糸ちゃん。



まじか~!



何それ、超幸せじゃん…。



「せっかくだから裸も見たいんだけど」

「そ、それはダメですっ」



そっか…。



まあいいや!



やったー!



部屋を暗くして、先に小糸ちゃんがシャワーを浴びて。



俺は部屋で待つ。