好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

「あんなイケメンとエッチできるなんて羨ましいわ、ほんとに」

「や、やめてくださいよ…」

「あはは、ごめんごめん。で、風里くん? の方はどうなの?」

「た、多分先輩は色々経験がおありだと…。元カノ3人いるらしいし…」

「じゃあ小糸ちゃんはただ寝てればいいよ、とりあえず最初はね」



はい…。



恥ずかしいです…。



「あたしから言えるのは、嫌ならしちゃダメだよってことかな」

「はあ…」

「自分の身体を大事にね。嫌だけど断りづらいからするとかナシね。まあ風里くんは優しそうだから小糸ちゃんの意思を尊重してくれそうだけど」

「そうですね…」



でもあたし…恥ずかしさはあるけど嫌とかはないかも。



先輩ともっと近くなれる手段だと思うとしてみたいとすら思う。



でも恥ずかしいけど!!



先輩に裸とか見られるの、本気で恥ずかしいです…。



「あとは避妊は絶対ね! これはまじで! 必須!」



亜子さんが力を込めてあたしに言う。



声が大きいです!



「分かった?」

「は、はい…」

「じゃあとりあえず可愛い下着買いに行こ~」

「へっ?」



亜子さんはそう言って爆速でファミレスの会計を終わらせ、またあたしを引っ張るようにして下着屋さんに入って行った。



いつもあたしが買ってるところよりちょっとお高めの…。



でもめっちゃ可愛い…。



「可愛い下着つけたら見せたくなるし、風里くんの気持ちも高まるでしょ?」



そ、そうか…。



でも下着なんて恥ずかしいからあんまり見られたくないな…。



だけどせっかくなので…買っちゃった…。



高かった…。



高かったけど…お子ちゃま下着とは卒業だ!