好きって言ってよ ~先輩、溺愛しすぎですっ~

「わ~、風里先輩との旅行、めっちゃ最高な予感です」

「あ、親とかは大丈夫?」

「はい、お母さんはあたしに何も言わないので…」



そっか…。



俺は、いつか小糸ちゃんがお母さんとも市川さんとももっと歩み寄れる日が来たらいいなと思ってるけど。



あんまり言うと小糸ちゃんの逃げ場がなくなっちゃうから言わない。



ちょっとずつ進展していけばいいね。



「旅行したら一緒に寝ることになるけどそれは大丈夫?」

「えっ、あ、はい…」



すぐ赤くなるんだから…。



手を出さない保証はしないけど、嫌がるところを無理やりとかはしないよ。



とりあえず小糸ちゃんと一緒にいれればいいから。



一緒には眠りたいけどね!



それから小糸ちゃんと俺の部屋で一緒に映画を見た。



映画の途中でウトウトと眠り始める小糸ちゃん。



今日は寒い中いっぱい歩いたもんね…。



「小糸ちゃん? 布団で寝な~?」

「はい…」



言いながらも立ち上がる気配はない。



しょうがないな…。



小糸ちゃんのことをそっと抱えた。



小糸ちゃんが俺にしがみつくようにする。



俺はそのまま小糸ちゃんの寝る部屋まで連れていって布団に寝かせた。



スースーと寝息を立てて眠る小糸ちゃん。



俺はサンタさんとしての仕事をしてから眠ります。



小糸ちゃんの枕元にプレゼントを置いた。



さ、俺も寝ようっと。



おやすみ~。