ブー・・・ブー・・・
静かな部屋でスマホのバイブ音が鳴り響いた。
割と大きい音だったので、びっくりして慌ててスマホの画面を見る。
・・・ドキン
スマホの画面を見た瞬間に私の心臓が高鳴った。
季節は変わり、冬になり、来週末までは冬休み。
そして、月音くんと、彼女になれた私は冬休み前に連絡先を交換して・・・・
それで、今は月音くんから電話がかかってきている状況。
私はやや緊張気味に通話ボタンをタップした。
「も・・・・もしもし・・・羽音愛ですけど・・・」
妙にかしこまって答えたら、電話の向こうでぷっ、と吹き出す声がした。
「何かしこまってるの?」
「だってさ・・・・」
「羽音愛、時間ある?」
「え?今日はこのあとなにもないけど・・・」
「んじゃ、結構長い話するけど、いい?」
いきなり月音くんの声のトーンが低くなったので私は嫌な予感がして、恐る恐る返事をした。
「うん、いいよ・・・」
「・・・・ごめん。」
えっ・・・!?
「え、なんで?月音くんが私に謝ることなんかないよ!」
「だって・・・・俺が羽音愛とずっと馴れ馴れしくしてるから香波にいじめられるんだろ?」
「そんな、違うよ!なれなれしくなんかないし。そんなこと言ったら私だって馴れ馴れしいよ!」
必死に訴えるも、月音くんからの返事がない。
「お願い。そんなこと、思わないで。ね?」
私はちょっぴり甘い声を出してお願いする。「・・・・じゃあ、忘れる代わりに、俺のお願いを聞いて?」
「え・・?お願い?」そんなことを言われるとは思わなくて、思わず声に出す。
「ふふふ、聞いてくれる?」電話の向こうでいたずらっぽく笑う月音くんの姿が想像できる・・・
「うん、き、聞くけどさ・・・」
静かな部屋でスマホのバイブ音が鳴り響いた。
割と大きい音だったので、びっくりして慌ててスマホの画面を見る。
・・・ドキン
スマホの画面を見た瞬間に私の心臓が高鳴った。
季節は変わり、冬になり、来週末までは冬休み。
そして、月音くんと、彼女になれた私は冬休み前に連絡先を交換して・・・・
それで、今は月音くんから電話がかかってきている状況。
私はやや緊張気味に通話ボタンをタップした。
「も・・・・もしもし・・・羽音愛ですけど・・・」
妙にかしこまって答えたら、電話の向こうでぷっ、と吹き出す声がした。
「何かしこまってるの?」
「だってさ・・・・」
「羽音愛、時間ある?」
「え?今日はこのあとなにもないけど・・・」
「んじゃ、結構長い話するけど、いい?」
いきなり月音くんの声のトーンが低くなったので私は嫌な予感がして、恐る恐る返事をした。
「うん、いいよ・・・」
「・・・・ごめん。」
えっ・・・!?
「え、なんで?月音くんが私に謝ることなんかないよ!」
「だって・・・・俺が羽音愛とずっと馴れ馴れしくしてるから香波にいじめられるんだろ?」
「そんな、違うよ!なれなれしくなんかないし。そんなこと言ったら私だって馴れ馴れしいよ!」
必死に訴えるも、月音くんからの返事がない。
「お願い。そんなこと、思わないで。ね?」
私はちょっぴり甘い声を出してお願いする。「・・・・じゃあ、忘れる代わりに、俺のお願いを聞いて?」
「え・・?お願い?」そんなことを言われるとは思わなくて、思わず声に出す。
「ふふふ、聞いてくれる?」電話の向こうでいたずらっぽく笑う月音くんの姿が想像できる・・・
「うん、き、聞くけどさ・・・」

