アキ先生はそのままお昼過ぎまで寝てた。
多分一度寝るモードになると起きないタイプみたい。
私は暇だったからやることなくて、ずっと先生の近くで、教科書とかみて問題集解いたりしてた。
もちろん、音は出さないように静かに。
「んー……」
13時を過ぎた頃、アキ先生はやっと目を覚ました。
「アキ先生、起きた?」
「おわァっ。さゆ、どした」
先生はびっくりして飛び起きてる。
多分これ記憶飛んでるやつだ。
「アキ先生がうちに来て、ドクターストップとか言って、学校行けなくてしかも急に寝たんだよお」
「それはホント……なんというかすまん」
ぺこりとお辞儀しポリポリと頭をかきながら、先生は立ち上がった。
私も立ち上がる。
「アキ先生、ほんとに疲れてたんだね。なのに私のために来てくれてありがと」
「んー。だから病院にいる時が一番安全なんだとは言った。俺以外でも誰かがさゆを見れるから。でも誰かさんがわがまま過ぎるから」
「それは先生が……先生のことを困らせたくて言ってたワケじゃない。むしろ逆で、私から先生を解放したかった」
「まぁいい。無理やり来たら抵抗しないことがわかっただけでも収穫。いつも通り薬を飲んで、無理して動くな。息苦しさや胸の痛みがあったらすぐに俺か救急車を呼べ」
「……はぁい」
今度こそ、ほんとにコーヒー入れてくるからそこに座っててくださいとリビングの椅子をさして言った。
先生は今度は大人しく従った。
多分一度寝るモードになると起きないタイプみたい。
私は暇だったからやることなくて、ずっと先生の近くで、教科書とかみて問題集解いたりしてた。
もちろん、音は出さないように静かに。
「んー……」
13時を過ぎた頃、アキ先生はやっと目を覚ました。
「アキ先生、起きた?」
「おわァっ。さゆ、どした」
先生はびっくりして飛び起きてる。
多分これ記憶飛んでるやつだ。
「アキ先生がうちに来て、ドクターストップとか言って、学校行けなくてしかも急に寝たんだよお」
「それはホント……なんというかすまん」
ぺこりとお辞儀しポリポリと頭をかきながら、先生は立ち上がった。
私も立ち上がる。
「アキ先生、ほんとに疲れてたんだね。なのに私のために来てくれてありがと」
「んー。だから病院にいる時が一番安全なんだとは言った。俺以外でも誰かがさゆを見れるから。でも誰かさんがわがまま過ぎるから」
「それは先生が……先生のことを困らせたくて言ってたワケじゃない。むしろ逆で、私から先生を解放したかった」
「まぁいい。無理やり来たら抵抗しないことがわかっただけでも収穫。いつも通り薬を飲んで、無理して動くな。息苦しさや胸の痛みがあったらすぐに俺か救急車を呼べ」
「……はぁい」
今度こそ、ほんとにコーヒー入れてくるからそこに座っててくださいとリビングの椅子をさして言った。
先生は今度は大人しく従った。


