B4サイズに魔法をつめて

真昼はずっと。

いじめられていた。

足を引っ掛けられて転んだ現場を、私も確かに見ていたはずなのに。

いつものことだ、日常だって。

何もしていなかった。



(ごめん、ごめんね、真昼……!!)



ずっと孤独だったんだ。

ずっとひとりで。

戦っていたんだ。



私は馬場さんの腕を掴んだ。



「は?」
と、私を睨む彼女の手を、真昼の襟から離す。



「乱暴なことをするのは、やめて!」

「塚原さんに関係ないじゃん。あんた、何気取り? ウザいこと言うと、マジで後悔させてやるんだから」



真昼が私を見た。

私も真昼と目を合わす。



「もうひとりにしない。もう、悲しい顔なんてさせない。真昼、あんたには私がいるんだからね」

「師匠……」



「師匠って? ウケる〜! え? え? 何の師匠なわけ? じっくり教えてよー」
と、美菜が野次を飛ばすと、千穂も下品に笑った。



「あんた達に関係ないんだから、黙っててくんない?」
と言うと、ふたりとも醜く鋭い声で、
「偉そうに」
とか、
「何様なんだよ」
なんて、ブツブツ言っている。