B4サイズに魔法をつめて

「え! すごいじゃん!!」

「本当、すごいことですね!!」



私と真昼が拍手をして喜ぶと、ふたりは目を合わせてはにかんだ。



「どういう話なの?」



尋ねると、冴島くんが、
「うーん、主人公が最初、自分の能力を使って宝探しをしている話なんだけど」
と、話し始める。



「いわゆる異世界ものっていうか、ファンタジーなんだけど……、宝だと思って土を掘り返したところから、遺体が出てくるんだ。まだ死後間もない感じで、主人公に疑いがかかる」

「ミステリーなんですか?」
と尋ねる真昼の顔が、興味津々だった。



「うん、その要素もあるね。でも、アクションも入れたくて。疑いをかけた人物と、能力を使って闘うシーンも入れたんだ」

「能力……」

「で、その人物と協力関係になる」

「えっ!?」



冴島くんは真昼の反応が嬉しいのか、ニコニコしている。



「本当の犯人をふたりで探すんだ」

「読みたいです、それ」

「うん、是非」