B4サイズに魔法をつめて

「あと、スクリーントーンの番号の指示を、原稿に書いてみたくて」

「……わかる!! 別にアシスタントさんとかいないから、自分しか見ないんだけど!!」



ふたりとも共感して、笑った。




「まあ、私の場合は、お姉ちゃんがアナログ作画の漫画道具を一式揃えていたのを、お下がりで貰ったからなんだけどね」
と、話した。



「そうなんですか」

「そ。だから、アナログ作画なら取り組みやすかったってだけ」



そこまで話していたら、お母さんが帰って来た。



「おかえりなさい」
と、私と真昼の声が揃う。



そのことで、またふたりで笑ってしまった。



「真昼ちゃんが家に来てくれるようになって、千冬の表情が穏やかになったね」
と、お母さんが言う。



「え?」

「あんたのトゲトゲしてた部分が、ちょっと丸くなったって話」



何それ、と言いかけたけど、真昼がニコニコして頷いた。



「確かに師匠、にこやかになりました!!」