B4サイズに魔法をつめて

(……いいな)



素直に思った。



(いいな、私も作品を作りたい)



「真昼」

「はい、師匠」

「担当さんの連絡を気にするのは、もうやめる」

「!!」



私は真昼と、明石 秀人、冴島くんを順番に見て、こう宣言した。



「私、担当さんの連絡を待たずに、次回作を完成させる!」



真昼は嬉しそうに何度も頷いて、
「楽しみです」
と、言う。



「今度こそ、受賞する。……ううん、デビューしてみせる!そのために」

「?」

「ちゃんと自分の作品と向き合う!」










放課後、真昼と私の家に帰って来た。

今までの投稿作品を入れていた段ボール箱を押し入れから引っ張り出して、ひとつずつ見ていく。



「お、お、お宝だ……!!」



真昼の手が若干震えていて、
「ただの紙クズになるか、本当にお宝になるか、それはこれからのデビューと活躍にかかってるよね」
と、声をかけると、
「そういうことになるんですね」
なんて、神妙な顔つきになった。