B4サイズに魔法をつめて

(だめだよ、馬場さんは)



目立つかもしれない。

だけど。

良い人だとは思えないから。



真昼は、
「師匠って、あのお友達と何かあったんですか?」
と、私を見た。



明石 秀人も冴島くんも、私を見ている。



「……ざっくり話すけど」
と、私は一学期の頃の話をした。



ふたりに話しかけられて友達になったこと。

美菜の話をきちんと聞かなくて。

『死ね』って書いた紙が上靴に入っていたこと。

確証はないけど、多分あのふたりの仕業だと思っていること。

事故に遭った頃くらいから、連絡は取っていないこと。



「……それって、塚原さんが悪いの?」
と、冴島くんが言う。



「わ、わる、悪くないです」



真昼が胸の前で拳を作る。



「確かに話を聞かない師匠に、いけないところはあったかもしれないですけれど、だからってそんな紙を上靴に入れるなんて」



憤慨したように、
「陰険です」
と、鼻息を荒くしている。



「まぁ、塚原さんに非がないとは言い切れないけれど」


そう言った明石 秀人は、
「陰険だし、悪質だよね」
と、ため息を吐いた。