「師匠、あのふたりと話さなくて良いんですか?」
「え?」
「友達のところに居なくて、大丈夫なんですか?」
ふたりとの事情を知らない真昼は、私を気遣って、自分から離れようとした。
私はその手を掴んで、
「友達なら、今ここにいる」
と、伝えた。
「今、友達と一緒に居る」
真昼はまず私が掴んでいる手を見て、それから私の目を見た。
「友達? 友達なんですか?」
「そうじゃん。師弟関係でも、私達は友達じゃん」
「……っ」
真昼は嬉しそうに笑って、
「友達……」
と、呟いた。
「あ、オレの存在を忘れないでくれる?」
と、明石 秀人が口を挟む。
「あ、忘れてたかも〜」
と、私が冗談っぽく言うと、明石 秀人が「ひどいなぁ」と笑って、真昼も声を出して笑った。
ちらっと美菜と千穂の様子を伺うと、私達のことを睨むような目つきで見ていた。
(大丈夫)
怖くなんかない。
あんた達も、馬場さんも。
昼休み。
スマートフォンを気にしつつ、真昼とお弁当を食べた。
「え?」
「友達のところに居なくて、大丈夫なんですか?」
ふたりとの事情を知らない真昼は、私を気遣って、自分から離れようとした。
私はその手を掴んで、
「友達なら、今ここにいる」
と、伝えた。
「今、友達と一緒に居る」
真昼はまず私が掴んでいる手を見て、それから私の目を見た。
「友達? 友達なんですか?」
「そうじゃん。師弟関係でも、私達は友達じゃん」
「……っ」
真昼は嬉しそうに笑って、
「友達……」
と、呟いた。
「あ、オレの存在を忘れないでくれる?」
と、明石 秀人が口を挟む。
「あ、忘れてたかも〜」
と、私が冗談っぽく言うと、明石 秀人が「ひどいなぁ」と笑って、真昼も声を出して笑った。
ちらっと美菜と千穂の様子を伺うと、私達のことを睨むような目つきで見ていた。
(大丈夫)
怖くなんかない。
あんた達も、馬場さんも。
昼休み。
スマートフォンを気にしつつ、真昼とお弁当を食べた。



