B4サイズに魔法をつめて

真昼は驚いた顔をして。

それから、目にいっぱい涙を溜めてこう言った。



「師匠みたいになりたいな」



悲しそうに笑う真昼は。

この世のものとは思えないくらいに美しい。



……美しいけれど。



そんな顔をしないでって。

もっと心から楽しい気持ちで笑えばいいのにって。



気づけば、真昼の笑顔を祈っていた。