B4サイズに魔法をつめて

「は?」

「しかも人間って身長差があるものですよね? でも高身長にすると、六頭身でキャラを描くと頭部が大きくなっちゃうし、逆だと小さく描けるけど、まとまりすぎっていうか、なんていうか……」



私は真昼に手を伸ばす。



「師匠?」

「見せて、そのキャラの全身の絵」



素直にノートをパラパラめくり、問題の全身の絵を描いたページを開いて私に手渡してくれる。



「……」

「……どう、ですか?」



私は真昼を見つめた。



「キャラを全部、同じ頭身で描かなくてもいいんだよ」

「え?」

「わかりやすく言えば、まだ身長が伸びきっていない子ども、……そうだな、小学低学年の女の子と、ある程度身長が伸びている私達みたいな中学生の女の子で考えてみて」

「はい」

「身長が違うと、全身のバランスも違くない?」

「……で、でも、私が描きたいのは、高校生の恋愛ものなんです。小学生は登場させないんです」