B4サイズに魔法をつめて

冬休みに入って。

雪が降るほどでもないけど、キーンとした寒さが手足に堪える。

こたつに入って、なんとか寒さをしのいでいる私の家に。

これまたほとんど毎日、真昼が来るようになっていた。



「師匠、質問があります」

「……あんた、せっかく私が千冬って呼んでも良いって伝えたのに、なんで『師匠』呼びなわけ?」

「弟子ですから」

「……」



今まであまり知らなかったけれど。

真昼はわりと頑固で。

言い出すと聞かないところがある。



この間も好きな漫画のヒーローについて話していたら、真昼の推しのヒーローのほうがカッコいいと言って、絶対に折れなかった。



「で、師匠。質問なのですが」

「何よ」

「キャラって何頭身で描いていますか?」

「は?」



真昼は眉間にシワを寄せた。



「だって、六頭身の女の子キャラを描くとするじゃないですか。そうすると男の子キャラも六頭身になるんでしょう? そしたら男女の描き分けがすごく難しいんですよ」