「……何よ」
「冬原さんは描けるから」
大谷 真昼は目を輝かせた。
「キャラの心の中を、表情でちゃんと描けるから。そのキャラがどう思っているのか、本心はどうだったのか、表情を見ればわかるんです」
「……」
……嬉しかった。
それは。
私が最も大事にしていたことで。
そしてこれからも、大事にしなくちゃいけないこと。
「だから“顔漫画”になるんだって思いました。表情を大切にしているから、冬原さんの漫画の全ては、キャラの表情だから。冬原さんは、その特技を思い切り使うから、キャラの顔ばかり描いてしまうんだと思います」
大谷 真昼はそこまで話すと、
「投稿者ページって、投稿者のイラストカットが載るじゃないですか。わ、私、冬原さんのイラストカットを見ては、ドキドキしていました」
と、ベンチから立ち上がった。
「ドキドキ?」
「そうです。こんな素敵な表情をするキャラは、どんな恋をして、どんなストーリーの中に暮らしているんだろうって」
「冬原さんは描けるから」
大谷 真昼は目を輝かせた。
「キャラの心の中を、表情でちゃんと描けるから。そのキャラがどう思っているのか、本心はどうだったのか、表情を見ればわかるんです」
「……」
……嬉しかった。
それは。
私が最も大事にしていたことで。
そしてこれからも、大事にしなくちゃいけないこと。
「だから“顔漫画”になるんだって思いました。表情を大切にしているから、冬原さんの漫画の全ては、キャラの表情だから。冬原さんは、その特技を思い切り使うから、キャラの顔ばかり描いてしまうんだと思います」
大谷 真昼はそこまで話すと、
「投稿者ページって、投稿者のイラストカットが載るじゃないですか。わ、私、冬原さんのイラストカットを見ては、ドキドキしていました」
と、ベンチから立ち上がった。
「ドキドキ?」
「そうです。こんな素敵な表情をするキャラは、どんな恋をして、どんなストーリーの中に暮らしているんだろうって」



